フュージョンを聴いてフルートに目覚め、音楽教室を探す

若い頃は音楽が大好きで、よくロックを聴いていました。

ロックといえば花形がギターで憧れたものです。

周りの若者はみんなギタリストを目指していました。

その中のひとりに私もいます。

そんな時代ですから、フルートやバイオリンはロックに合うはずがないと決めつけていました。

音楽教室に通っている人には、ロックはできないとも思っていました。

基本なんていらない、音楽理論なんて必要ない、自由にやるのがロックなのだと思い込んでいたのです。

ところが、あるとき聴いた一曲で考え方が一変。

どう聴いても、鳴っている音楽はロックなのですが、リズムに乗ってフルート奏者が吹きまくっていたのです。

リズムはロックなのですが、フルートはジャズだったのです。

何てカッコイイんだと、すっかりフルートがお気に入り。

自分でもフルートをやってみたいと思ってしまったのです。

ところが、どうしたらいいのかさっぱりわかりません。

今ではフュージョンなんてジャンルは当たり前ですが、その当時この手の音楽はクロスオーバーと呼ばれたりしていました。

1970年代のことです。

その前はジャズロックとか呼ばれていて、ジャズとロックを融合させて新しい音楽を生み出すという実験的なことをやっていたのです。

そんな時代ですから、やりたいと思った音楽を教えてくれる音楽教室なんて、どこにもありません。

仕方がないので、とりあえずその手の音楽を聴きまくり、真似をすることから始めました。

そのとき初めて音楽理論が分からないとできないことに気がついたのです。

なんとかして、理論を教えてくれる教室はないものかと、人に聞いたり音楽雑誌で探したりしました。

あることはあったのですが、どれも東京ばかり。

当時、私は地方に住んでいたのです。

本屋で教則本を買うにしても取り寄せになり、何日も待たないと手に入りませんでした。

その頃から東京コンプレックスが始まり、つい最近まで続いていました。

そのコンプレックスがなくなったのは最近のこと。

インターネットの発達のおかげで、東京と地方の差がなくなったからです。

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